【アンタレスS】グレイトパール重賞2連勝!ダート転向後は無傷6連勝!

スポーツ報知
1番人気に見事応えたグレイトパール(左)

◆第23回アンタレスS・G3(4月15日、阪神競馬場・ダート1800メートル、不良)

 第23回アンタレスS・G3が15日、阪神競馬場で行われ、1番人気のグレイトパールが差し切って、重賞2勝目を挙げた。

 向こう正面半ばから位置を上げて、4コーナーでは4番手まで進出。余力十分のまま直線を迎えると、2着に1馬身1/4差をつける完勝だった。「まずは11か月ぶりを無事に終えられたことが、何よりです。前半があまり得意ではないですが、最後はこの馬の良さを出してくれました。内容も伴ってくれて、良かったです」。骨折休養明け初戦を最高の形で終えた川田は安どの表情だった。

 これでダート転向から、重賞2連勝を含む無傷の6連勝。中内田調教師は期待を隠さない。「休み明けでもしっかり走って、速い時計にも対応してくれました。能力があるんでしょうね」。牡馬クラシック初戦に沸いた中山競馬場の裏で、古馬のダート路線にもG1級の雰囲気を漂わせる新星が誕生した。(宮崎 尚行)

 ◆グレイトパール 父キングカメハメハ、母フォーチュンワード(父デヒア)。栗東・中内田充正厩舎所属の牡5歳。北海道新ひだか町・千代田牧場の生産。通算9戦7勝。総収得賞金は1億3792万9000円。主な勝ち鞍は平安S・G3(17年)。馬主はH・H・シェイク・ファハド。

競馬

×