皐月賞制したエポカドーロ、一夜明けも元気いっぱい 担当厩務員「相変わらずのヤンチャぶり」

スポーツ報知
ゴール前写真を贈呈され、エポカドーロと記念撮影に応じる藤森厩務員

 皐月賞・G1を制覇したエポカドーロ(牡3歳、栗東・藤原英昭厩舎)が一夜明けた4月16日、栗東トレセンで元気な姿を見せた。

 7番人気と低評価だったが、2着以下に2馬身差をつける快勝だった。「決まったね。理想的な位置にいて、あんなに鮮やかに抜け出すとは。いい勝ち方で将来の楽しみができた」と担当の藤森和徳厩務員は振り返った。

 レース後は中山競馬場を出発し、日付が変わった1時半頃に厩舎に到着。「相変わらずのヤンチャぶり。今朝は落ち着きがあって、よくカイバを食べていた」と藤森厩務員は愛馬を頼もしく感じていた。

 藤森厩務員は今年2月15日に還暦を迎えた。「還暦の年に、まさかこんなに勝つとは。新聞を見て気づいたけど、エポカドーロと僕は同じ誕生日。年齢はだいぶ違うけどね」と笑顔を見せた。

 藤森さんの担当馬が重賞を勝ったのは、1983年の日経新春杯など重賞5勝を挙げたオーバーレインボー以来。「G1なんて初めて。オーバーレインボーなんて言ったって、今の人たちは知らないでしょう。ダートの札幌記念を連覇(1982、83年)したんだよ」。担当馬で35年ぶりの重賞勝ちがクラシック制覇となり、感激していた。

 今後は日本ダービー(5月27日、東京)で、皐月賞に続く父子制覇を目指す。「2400メートルになるけど、これからの調教次第でこなせると思う。お父さんのオルフェーヴルが強い勝ち方をしたし、いい競馬を期待している」と藤森さん。藤原英厩舎では2010年のエイシンフラッシュ以来のダービーVとなることを期待していた。

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