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【オークス】国枝調教師2冠制覇へ自信 アーモンドアイは歴史的名牝になる!

2018年5月15日6時0分  スポーツ報知
  • 国枝調教師になでられ、おとなしくしているアーモンドアイ

 ◆第79回オークス・G1(20日・芝2400メートル、東京競馬場)

 牝馬クラシック第2弾の第79回オークス・G1(20日、東京)は、桜の女王に輝いたロードカナロア産駒アーモンドアイと、同レース2着に敗れ、初めて土がついたオルフェーヴル産駒ラッキーライラックが再激突する。10年の3冠牝馬アパパネを管理した国枝栄調教師(63)=美浦=は史上14頭目の春牝馬2冠に向け、自信たっぷりのムードが漂う。一方、雪辱を期す2歳女王の陣営は距離延長での逆転を狙っている。

 衝撃の末脚から1か月半。史上14頭目の牝馬2冠を目指し、アーモンドアイが府中のターフに立つ。桜花賞は上がり33秒2の切れで2歳女王ラッキーライラックを一蹴。勢力図をガラリと塗り替え、“1強”で臨む樫の舞台だ。

 G1を制した名馬の写真で彩られた美浦・国枝厩舎の調教師部屋。「もう一回取ったからな」。緊張という言葉とは程遠い、柔和な笑みをトレーナーは浮かべた。視線の先には10年3冠牝馬のアパパネが、堂々たる姿でパネルの中心に納まっている。「会心の勝利だった」。

 当時のアパパネは馬体、短距離志向が強い母系から2400メートルの距離が不安視されていた。中間はこれまでの坂路ではなく、コース追いを選択。「あんなに変わるのかなと思うくらい、スラッとした。今でもよく覚えているよ」。桜花賞よりマイナス10キロと極限までシェイプアップし、中距離仕様へモデルチェンジに成功。サンテミリオンとの同着で見事に2冠制覇を決めている。

 偉大な厩舎の先輩を追うロードカナロア産駒。アパパネと同じく短距離の血は流れているが、トレーナーは距離不安を豪快に笑い飛ばした。「おとなしくて扱いやすい。折り合いを欠かないことが、距離を持たせるには必要。問題ないよ。こちらも苦労があまりないよな」。8年前とは臨むスタンスが根本的に違う。「いい状態で出せれば大丈夫」と自信は揺らぎない。

 10日付の本紙には、アーモンドアイの1週前追いがカラーで掲載されている。「あの写真、もらえるかな。勝美(佐藤助手)にあげたいんだ」。併せたパートナーの背には、厩舎を支える番頭格。一見すればありふれた一枚も、続いて発したトレーナーの言葉が明確な答えを照らしてくれる。

 「アーモンドアイにルメールが乗ってる。そんなシチュエーションで一緒に写っているんだぞ。いい記念だろう」。そして輝かしい未来が待ちきれないような表情でこう締めた。「歴史的名牝になる? まあ、そういうことだ」。走り出した無限の可能性に、誰もが胸をときめかせている。(豊島 俊介)

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