【函館スプリントS】函館を知る男・池添、初騎乗のセイウンコウセイに復活オーラ感じた!

スポーツ報知
初騎乗の池添と呼吸を合わせたセイウンコウセイ

◆函館スプリントS追い切り(13日・函館競馬場)

 2重賞の追い切りが13日、行われた。北海道シリーズ開幕の函館スプリントS・G3(17日)に臨むセイウンコウセイは、函館競馬場のWコースでスムーズに加速。昨年3月の高松宮記念を最後に勝ち星から遠ざかるが、この日も手綱を執った函館を知る男、池添との初タッグで完全復活を目指す。

 セイウンコウセイの背中で、池添はオーラを感じ取っていた。「G1馬だし、雰囲気のある馬。角馬場での雰囲気もピリッとしていた」。G1・23勝の名手と、昨年の高松宮記念優勝馬の初コンタクト。人馬ともに落ち着いた様子で、函館競馬場のWコースへ入った。

 直線では呼吸を合わせてスムーズに伸び、5ハロン67秒3―12秒9。「体はできていると聞いていたので、しまいを伸ばす感じで。最後はそれなりに負荷をかけて、しっかり反応してくれた。ずっと右手前だったが、動きは悪くない」と鞍上はうなずく。追い切りで装着したチークピーシーズは、レースでも着ける予定だ。

 昨年のこのレースは4着。約1年3か月、勝ち星から遠ざかる。久々の勝利を狙う今回は、2006年以降、改築中だった09年とスポット参戦の13年を除いて当地に滞在してきた一昨年の函館リーディング騎手に手綱が回ってきた。昨年、他馬で参戦した池添は「去年は晴れが続いたし、芝の根付きも良く、時計が異様に速かった」と振り返ったが、今年は追い切り日の前日が大雨で、この日も弱い雨が降り続いた。「本来の力の要る洋芝になると思うので、この馬に合うと思う」と期待した。

 23戦目で初コンビとはいえ、これまで何度も同じレースに騎乗。「ハナを切った時は自分のレースができているし、好位からでも勝っている。ハナに行くことも頭に入れながらレースを運べたら」とイメージはつかんでいる。メンバー唯一のG1馬に、自信を持って騎乗する。(石野 静香)

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