【ユニコーンS】ルヴァンスレーヴ、1馬身遅れも及第点

スポーツ報知
太め感なく仕上がったルヴァンスレーヴ

◆ユニコーンS追い切り(13日・美浦トレセン)

 2重賞の追い切りが13日、行われた。3歳ダート重賞のユニコーンS・G3(17日、東京)では、昨年の全日本2歳優駿覇者ルヴァンスレーヴが美浦・Wコースで態勢を整えた。

 輝きを取り戻す一戦へ向け、しっかりと攻め抜いた。ルヴァンスレーヴは美浦・Wコースで併せ馬を敢行。ミッキージョイ(6歳オープン)を4馬身追走し、馬体を並べて直線へ。最後は手応え劣勢で1馬身遅れてのフィニッシュとなったが、相手は調教で動く格上馬だ。6ハロン82秒9―13秒1と全体時計は及第点。悲観する必要はない。

 「追い切りの動きは良かった。いつもの攻め過程と同じような感じで調整ができた」と萩原調教師も納得の表情だ。5月12日に帰厩後はコース、坂路を併用しながら1か月間、じっくりと乗り込んだ。馬体にボリュームを増しながらも、太め感は皆無。ほぼ万全の状態とみていいだろう。

 伏竜Sで2着に敗れ連勝は“3”でストップしたが、3か月半ぶりの実戦。勝負どころで反応が鈍かったのは、初の右回りも影響したか。「前走は勝った馬が強かった。ただ、内容は悪くなかった」と指揮官は前を向く。叩き2戦目の今回は、レコードVを決めたプラタナス賞と同じ舞台。言い訳のできない状況で、2歳ダート王が存在感を示す。(豊島 俊介)

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