【中京新馬戦】評判馬アドマイヤマーズが鼻差でデビューV 次走はスポーツ報知杯中京2歳Sへ

スポーツ報知
中京5Rの新馬を勝ったアドマイヤマーズ

 30日の中京5R・2歳新馬(芝1600メートル=8頭立て)は単勝1・4倍の圧倒的1番人気を集めたアドマイヤマーズ(牡、栗東・友道康夫厩舎)がゴール前での叩き合いを制し、デビューVを飾った。勝ち時計は1分37秒7。

 前半1000メートルが64秒0という超スローペースの中、好位から折り合っての追走。直線で一度は抜け出したものの、ラスト200メートルからは外から強襲した3番人気のケイデンスコールと馬体を併せての叩き合い。一度は前に出られたものの、Mデムーロ騎手の右ステッキに応えるように伸び返し、最後は鼻差だけ先着した。

 「ヨーイドンの競馬になりました。先頭に立って、フワフワして走っていました。馬(ケイデンスコール)が横にきてから、グイグイと伸びていた。2歳馬らしくない2歳馬で、能力は相当に高い」とMデムーロ騎手は素質を高く評価。同馬は母に仏G3・リューリー賞を勝ったヴィアメディチを持ち、昨年のセレクト1歳セールで5200万円がついた。「ゲートは練習通り速くて、(直線は)長くいい脚を使ってくれました」と友道調教師。昨年のワグネリアンに続き、今年も夏の中京で厩舎の期待馬が初陣を飾った。今後は状態次第だが、スポーツ報知杯中京2歳S(7月21日、中京)を視野に入れている。

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