【中京新馬戦】4番人気のカテドラル、評判馬蹴散らし完勝 福永「いい勝ち方」

スポーツ報知
5R メイクデビュー中京 カテドラル(福永騎手)が後続に2馬身半差をつけ快勝(カメラ・高橋 由二)

中京5R、2歳新馬(8日、芝2000メートル=10頭立て)

 8日の中京5Rの2歳新馬(芝2000メートル=10頭立て)は、4番人気のカテドラル(牡、父ハーツクライ=栗東・池添学厩舎)が、好位から直線であっさり抜け出して勝利。素質馬ぞろいの注目の1戦を堂々制した。勝ち時計は2分6秒1。

 好スタートを決めると、外から他馬を行かせて内の3番手で脚をためた。道中の折り合いもスムーズに直線に入ると、軽いアクションだけであっさり抜け出した。そのまま、追い出しにもしっかりと反応して後続との差を広げて、最後は流して2着に2馬身半差の完勝だった。福永祐一騎手は「いい勝ち方をできました。仕上がりが良く、気性も前向きで今日の馬場(重)でも勝てました。追ってからもしっかりと伸びてくれましたね。現時点で出来ていた部分はあります。それでも、ひょっとしたらいいところへ行けるかもと。中距離が合うと思います」と半兄にダート重賞馬ジェベルムーサのいる素質馬の将来性に期待を込めた。

 池添学調教師は「牧場の段階から、評判は良かったです。厩舎に入ってからも手がかからず、動きも良かったので楽しみにしていました。調教でも問題なくやれていたし、調整がしやすかったです。うちとしても期待が高かったので、先を見据えてあえてここを使いました。この後は一度、休ませます」と価値あるデビュー星に笑みがはじけた。

 2着には16年のセレクト当歳セールで2億3000万円の高値をつけた、3番人気トーセンカンビーナ(Mデムーロ騎手)が入った。G1・2勝馬ヴィルシーナの初子で、2番人気だったブラヴァス(武豊騎手)が3着。1番人気に支持された昨年のセレクト1歳セールの2億5000万円ホース、ダノンチェイサー(川田将雅騎手)が4着だった。

  ミルコ・デムーロ騎手(トーセンカンビーナ=2着)「相手が悪かった。相手が強かったです。僕の馬もすごく頑張りました。スタートを出て、折り合いもついて、馬の間でも問題ありませんでした」

 武豊騎手(ブラヴァス=3着)「初戦は3着だけど、素質がありそうな馬ですね。まだ後ろ脚に力がなく、前ばかりで走っていて、この内容ですから」

 川田将雅騎手(ダノンチェイサー=4着)「このような(渋った)馬場は得意ではないタイプ。距離はもう少し短い方がいいんじゃないでしょうか。徐々に良くなっていくと思います」

 松山弘平騎手(ブルベアベージュ=5着)「前半に物見をするところがありましたが、それでも最後までよく頑張って走っていました」

 三浦皇成騎手(オールイズウェル=6着)「まだ緩さがあって、トモ(後肢)がハマってこないところがあったけど、最後の1ハロンは体を使って、いい伸びでした。これから成長していくと思います」

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