【函館2歳S展望】ロードカナロア産駒スズカカナロアが函館2歳チャンプへ

スポーツ報知
函館2歳Sの登録馬。*騎手は想定

 第50回函館2歳S・G3は7月22日、函館競馬場の芝1200メートルを舞台に行われる。

 稍重の馬場を2番手から抜け出したスズカカナロア(牡2歳、栗東・橋田満厩舎=ロードカナロア産駒)は、名牝系スカーレットインクの母系出身。時計は速くなかったが、スケール感のある走りが目立った。距離はもっとあっていいタイプも上質の速力を備えていることは確か。

 ホールドユアハンド(牡2歳、美浦・田中博康厩舎=エスポワールシチー産駒)は、ダートで逃げて4馬身差の圧勝。鞍上にルメールをキープするあたり、勝負気配を感じさせる。

 ナンヨーイザヨイ(牡2歳、栗東・松永幹夫厩舎=エイシンフラッシュ産駒)はメンバー中、最速タイム(1分9秒4)で初戦を制した。スターダッシュで小脚を使うタイプではなく、本来距離を延ばしていく馬だと思うが、直線の追い比べにまで持ち込むことができれば、引けは取らないだろう。

 2戦目の稍重馬場を完勝したカルリーノ(牡2歳、美浦・高橋裕厩舎=マツリダゴッホ産駒)も、3戦目でもう1ステップ上げてくれば、上位争いへ。

 アスターペガサス(牡2歳、栗東・中竹和也厩舎=ジャイアンツコーズウェイ産駒)、ガイセン(牡2歳、美浦・岩戸孝樹厩舎=ダノンバラード産駒)、トーセンオパール(牝2歳、美浦・小笠倫弘厩舎=スウェプトオーヴァーボード産駒)、福島から転戦のイチゴミルフィーユ(牝2歳、美浦・林徹厩舎=ヨハネスブルグ産駒)、道営からはエムティアン(牝2歳、北海道・山口竜一厩舎=パドトロワ産駒)とレコードチェイサー(牝2歳、北海道・角川秀樹厩舎=ディープブリランテ産駒)がエントリーしている。(大上 賢一郎)

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