【函館2歳S】スズカカナロア、軽快な動き!池添も納得の表情「チャンスのある馬」

スポーツ報知
朝モヤの中、池添を背に軽快な走りのスズカカナロア

◆函館2歳S追い切り(18日・函館競馬場)

 第50回函館2歳S・G3(22日、函館)で世代初の重賞Vを目指すロードカナロア産駒のスズカカナロアが、函館のWコースで軽快な動きを披露した。

 朝モヤに覆われる中で確かに残った手応え。新パートナーの池添が納得の表情で口を開いた。「チャンスのある馬が回ってきましたね」。函館・Wコースで軽快な動きを披露したスズカカナロア。天候とは対照的に、2連勝でのタイトル奪取へ視界は良好だ。

 単走で序盤はゆったり進み、直線で反応を確かめた。5ハロン69秒0―12秒5。「前走時はモタモタしていたようなんですが、しっかり動けていましたよ。癖がなく乗りやすい。角馬場でもおとなしかった」と鞍上は操縦性を評価する。新馬戦は2番手から楽々と抜け出して完勝。「上手に競馬をしていた。上積みもかなりありそう」と実戦での騎乗を前に胸を躍らせた。

 開幕週の函館スプリントS(セイウンコウセイ)を制した池添は、今夏の函館開催でリーディング3位の12勝をマーク。首位のルメールとは2勝差につけている。「最後をいい形で締めくくれば」。好調ジョッキーに、現2歳世代で最多5勝のロードカナロア産駒。開催のフィナーレを飾るにふさわしい人馬が、堂々主役を務める。(豊島 俊介)

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