【アイビスサマーダッシュ展望】直線コース巧者ダイメイプリンセスが中心

スポーツ報知
アイビスSDの登録馬。*騎手は想定

 第18回アイビスサマーダッシュ・G3は7月29日、新潟競馬場の芝1000メートルを舞台に行われる。

 1600万、オープンの新潟千直2戦2勝のダイメイプリンセス(牝5歳、栗東・森田直行厩舎)。その2戦で負かした相手が昨年の覇者ラインミーティア、レッドラウダ、ノットフォーマルと名うての快速馬たちで、価値が高い。CBC賞は9着に敗れたが、秋山は「やはり新潟千直向き」とコメントしており、ここは狙い澄ました一戦。

 昨年、1000万を勝った直後の挑戦で3着に入ったレジーナフォルテ(牝4歳、美浦・佐藤吉勝厩舎)。福島1200メートルとともに新潟1000メートルが、この馬の主戦場で、ひとつ年齢を重ね、地力はアップしている。適性を生かし、昨年のような競馬がかなえばV争い。

 こちらも巧者のレッドラウダ(牡5歳、栗東・音無秀孝厩舎)。昨年は11着も、この条件で、その後崩れていない。勝ちみに遅いが、安定感は評価できる。

 昨年の6着ラインスピリット(牡7歳、栗東・松永昌博厩舎)はここ2走、京王杯SC5着、函館SS6着と、重賞で差のない競馬。昨年よりまた一段充実しており、互角にやれそうだ。

 葵S2着のラブカンプー(牝3歳、栗東・森田直行厩舎)、昨年の報知杯FR勝ち馬カラクレナイ(牝4歳、栗東・松下武士厩舎)、春雷S優勝のペイシャフェリシタ(牝5歳、美浦・高木登厩舎)はいずれも千直初体験だが、スピード能力は上位で、適性があれば突っ込みがある。(大上 賢一郎)

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