【北九州記念】ナガラフラワー、今度こそ重賞初制覇だ!前走CBC賞は2着

スポーツ報知
夏でも元気いっぱいのナガラフラワー

◆第53回北九州記念・G3(8月19日・芝1200メートル、小倉競馬場)

 サマースプリントシリーズ第4戦の第53回北九州記念・G3(19日)は、前走のCBC賞2着の“夏女”ナガラフラワーが今度こそ重賞初Vだ。

 絶好のチャンスが巡ってきた。CBC賞で2着に入ったナガラフラワーがその前走と同じ52キロの軽ハンデで重賞初制覇を狙う。「右回りの方が安心して見ていられる馬ですし、寒い時期がよくない馬なんです。背中とか、すぐに痛くなる。夏場は暑くても食欲が落ちませんし、(調教を)やってもやっても、体重が減りません」と喜多助手。この日も朝7時過ぎには30度を超えた猛暑の栗東で、輝きは着実に増している。

 高橋亮厩舎はこれまでJRA重賞での3着以内10回中、6回が6~8月と、暑い時期が得意だ。重賞初制覇はトーホウアマポーラの14年CBC賞で、このレースでも15年のベルルミエールが4番人気3着、17年のナリタスターワンが14番人気2着と相性がいい。「うちは追い切りの形にこだわらず、調教師が僕たちの意見も聞いて、一頭一頭の馬に合わせた調教メニューを組んでくれる」と同助手。厩舎内のコミュニケーションが、体調維持の難しい夏場の好成績につながっている。

 この中間は短期放牧後、先月下旬から時計を出し始めると、8日の栗東・CWコースではしっかりと負荷をかけ、6ハロン82秒0―11秒8と上々の時計をマークした。「一瞬の脚が持ち味の馬。直線の短いコースで生きてほしいですね」と喜多助手は期待する。先週の関屋記念は牝馬が1~3着を独占。今週も“夏女”がその走りで「夏は牝馬」を実践する。(山本 武志)

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