【北九州記念追い切り】7歳馬ナインテイルズが坂路でラスト11秒9

スポーツ報知

 ◆北九州記念追い切り(8月15日、栗東トレセン)

 第53回北九州記念・G3(19日、小倉、芝1200メートル)で重賞初制覇を狙うナインテイルズ(牡7歳、栗東・中村均厩舎)が15日、栗東・坂路で追い切った。単走で抑え気味にスタートだったが、前半からスピード感は十分。残り1ハロンで気合をつけられると、勢いを保ったまま11秒9と鋭くフィニッシュした。

 全体の800メートルでも52秒2の好時計。中村調教師は「そんなに速い時計を出すつもりはなかったけど、調教は走る馬。それだけ具合がいいということだろう」と納得の表情だ。

 7歳夏、デビュー51戦目での重賞初挑戦だった前走のアイビスSDで先行して3着に踏ん張り、通用するだけのスピードを見せた。「1000メートルに使うようになって、ダッシュが鋭くなった。元来が引っかからないタイプだし、抑えていけば、最後はしっかり脚を使える」と中村師は激しい先行争いの後ろから抜け出してくるレースをイメージ。コンビを組んで3勝と手の内に入れ、先週日曜は小倉で一日5勝と絶好調の幸騎手を背に大駆けを狙う。

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