【北九州記念】アサクサゲンキ、猛暑でも元気いっぱい!松若騎手「すごくいい動き」で1馬身先着

スポーツ報知
アサクサゲンキ(手前)は松若を背に力強く先着

◆北九州記念追い切り(15日・栗東トレセン)

 第53回北九州記念(19日、小倉)の出走馬の追い切りが15日に行われた。6ハロン戦では初の3歳馬Vを狙うアサクサゲンキが栗東・坂路で好調をアピールした。

 その名前通り、猛暑の中でも元気いっぱいだ。アサクサゲンキは栗東・坂路で併せ馬。ラスト1ハロン過ぎにアードラー(4歳オープン)に並ばれたが、松若が手綱を動かすと俊敏な反応で脚を伸ばして1馬身先着した。

 2日に51秒6、8日に51秒7と2週連続で併せ馬でいっぱいに追われ好時計をマークしたのに続き、この日は52秒7―12秒4。音無調教師は「いいね」と満足そうに切り出した。デビュー前の調教以来、久々に手綱を執った厩舎所属の松若も手応え十分だ。「反応もよかったし、すごくいい動きだったと思います。以前よりしっかりしてきましたね」とうなずく。

 NHKマイルCをパスして、葵SからCBC賞と6ハロン重賞を歩んだ3歳のスプリンター。昨夏は小倉で〈2〉《1》《1》着と暑い時期に実績もあり、53キロの軽ハンデで出走できる今回は絶好機だ。「ゲートさえ(五分に)出たら、チャンスがあるんじゃないか。最低でも中団あたりにつけてほしい」と音無調教師。弟子の松若と、狙いすました一戦をものにする。(山本 武志)

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