【札幌2歳S】“洋芝血統”アフランシールが北の大地でタイトル奪う

スポーツ報知
スカッとした馬体に状態の良さがうかがえるアフランシール

◆第53回札幌2歳S・G3(9月1日・芝1800メートル、札幌競馬場)

 “洋芝血統”のアフランシールが、札幌2歳S(9月1日、芝1800メートル)での重賞初制覇へ虎視たんたんだ。

 母は函館、札幌の6ハロンで全3勝のルシュクル。半姉のブランボヌールも15年函館2歳S、16年キーンランドCの重賞2勝を含む全3勝を洋芝の6ハロンで挙げた一族。その血を受け継ぎ、函館・芝1800メートルでの新馬戦を2馬身差で快勝した。「最後の直線も余力十分。センスがあるところを見せてくれた」と竹内助手はその勝ちっぷりに舌を巻く。

 ひとつ違うのは適性距離。脚長の馬体で「距離はこれくらいあっていい見た目をしている。折り合いがつくし、乗っている感じも短距離馬ではない」と同助手。初戦の1800メートル投入も勝算あってのこと。洋芝、同距離の重賞初挑戦は望むところだ。

 過去10年で牝馬Vは2頭(13年レッドリヴェール、17年ロックディスタウン)だが「気性的に滞在競馬は合うし、カイバもモリモリ食べている。現状で何の不安もない」と竹内助手。好状態も味方に、北の大地でタイトルを奪う。(川上 大志)

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