【小倉２歳Ｓ】沖調教師、エイシンノホシで最後の夏飾る！

◆第３８回小倉２歳Ｓ・Ｇ３（９月２日・芝１２００メートル、小倉競馬場）

　来年２月末に定年を迎える沖調教師が、ラストサマーの第３８回小倉２歳Ｓ・Ｇ３（９月２日）に期待馬エイシンノホシを送り出す。新馬勝ちはダート１０００メートルだが「もともと力もスピードもあり、どちらにも適性を感じていましたから」。初の芝にも不安の色は全くない。

　新馬後は小倉に滞在。追い切り翌日の３０日はひき運動で体をほぐし、担当の高島助手が好感触を明かす。「環境に慣れて、本当にいい感じです。輸送しなくていいメリットは大きいでしょう」

　小倉２歳Ｓ出走は０１年ロングユウシャ（９着）以来、２頭目だが、沖師は「素質を感じて、デビューを楽しみに待っていた馬。現状でもいい勝負ができるのではと思っています」と手応え十分。エリモシック、ナリタトップロードの両Ｇ１馬を手がけた沖調教師、最後の世代。小倉で一番星に輝くか。（宮崎　尚行）