【京成杯AH】ヤングマンパワーが僚馬2頭を突き放す 手塚師「夏に調子を上げる馬」

スポーツ報知
美浦Wコースで追い切ったヤングマンパワー

 第63回京成杯AH・G3(9月9日、中山・芝1600メートル)に出走するヤングマンパワー(牡6歳、美浦・手塚貴久厩舎)が9月5日、美浦トレセンで最終追い切りを行った。

 松岡騎手(レースは石橋騎手)を背に、ウッドチップコースで僚馬2頭を目標に追走。残り1ハロンで追い出すと、並ぶ間もなく抜け出し、突き抜けた後も鞍上は左ステッキを連打。2頭に5馬身ほど先着した。

 松岡騎手は「いい感じですね。年齢的な衰えはない。今日は少し緩く感じたので、しっかりやった。これで良くなると思う。この馬なりの実力は出せる仕上がり」とうなずいた。手塚調教師は「ジョッキーに乗ってもらって、しまいを伸ばす感じでやった。精神的には変わらないが、体つきが落ち着いてきているし、いい状態でレースに臨める」と納得の表情を見せた。

 今年は2走前の読売マイラーズCで12着だったが、続く関屋記念では4着と好走。「大敗したのでどうしたのかなと思ったが、夏に調子を上げる馬」とトレーナーは“夏男”ぶりを再確認していた。京成杯AHは3着だった2015年以来の参戦。近年は左回りを中心に使われてきたが、「レースに幅が出てきたので、右回りでも問題なく走れる。ハンデ(57キロ)はちょっと重いが、G3なら頑張ってくれるのではないか」と信頼。勝てばサマーマイルシリーズ王者に決まる。

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