リリーノーブルの半弟エクザルフ 鮮やかな逃げ切りでデビューV

スポーツ報知
1着エクザルフ(左)、2着バラックパリンカ

 9月9日の阪神5R・2歳新馬(芝2000メートル=6頭立て)は、阪神JF、オークスで2着だったリリーノーブルを姉に持つ単勝3番人気のエクザルフ(牡、栗東・松下武士厩舎、父バゴ)が逃げ切り、初陣を飾った。

 勝ち時計は2分2秒2。昨年の朝日杯FSを勝ったダノンプレミアムの妹で単勝1・8倍の1番人気に推されたプレミアムギフト(牝、栗東・高野友和厩舎、父オルフェーヴル)は3着に敗れた。

 スタートからスッと先頭に立つと、前半1000メートルは62秒4のスローペースに落としての逃げ。余力を十分に残した直線では後続を突き放し、上がり600メートルもメンバー最速の35秒5でまとめ、2着のバラックパリンカに2馬身半差をつける危なげない完勝だった。

 「調教をしっかりやっていたぶん、競馬でも動けていた感じです。(本格化まで)かなり時間がかかる感じなので、徐々に成長してくれれば」と姉の背中も知る川田は評価した。松下調教師は「ためて切れる感じでもないので、変に引っ張るよりは良かったと思います。今後もこのぐらいの距離になると思います。勝ててよかったです」とホッとした表情だった。今後は未定。

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