【ローズＳ】アンコールプリュ、弔い星だ！北海道の地震で犠牲となった同じ金子真人オーナーのミスアンコールに勝利ささげる

◆第３６回ローズＳ・Ｇ２（９月１６日・芝１８００メートル、阪神競馬場）

　秋華賞トライアルの第３６回ローズＳ・Ｇ２（１６日、阪神＝３着まで本番への優先出走権）で巻き返しを狙うのは、春のＧ１・２戦で不発に終わったアンコールプリュ。「使い込むとだんだんテンションが上がってくる。春に比べれば落ち着いてきたし、競馬に行っても落ち着いてくれたら」と友道調教師は精神面の課題を指摘。メンタルが成長したうえに、休み明け初戦なら平常心で臨める可能性が高い。

　同じ休み明けだった報知杯フィリーズレビューは鋭く伸びて２着。阪神はデビュー戦を勝ち、Ｇ２・２着と好相性の舞台でもある。「しまいを生かす競馬になると思うので直線が長いのはいい」と友道師は歓迎する。

　北海道胆振地方を襲った大地震でダービー馬ワグネリアンの母ミスアンコールが犠牲に。「残念ですね」と落胆したワグネリアンの友道師、そしてミスアンコールも所有した金子真人氏（金子真人ＨＤ（株）代表）のタッグが天へ吉報を届ける。（橋本　樹理）