【阪神新馬戦】ビーチサンバが良血対決を制してV ルメール「ほとんど完璧」

スポーツ報知
後続を引き離し、1着でゴールに向かうビーチサンバ

 9月15日の阪神5R・新馬(芝1600メートル、牝馬限定、11頭立て)は、単勝2・0倍で1番人気のビーチサンバ(牝2歳、父クロフネ、栗東・友道康夫厩舎)が直線で鋭く抜け出し、デビュー勝ちを収めた。勝ちタイムは1分36秒8。

 スローペースの前半は中団を追走。馬なりで外を上がって行き、3番手で直線を向いた。残り1ハロンで余力十分に抜け出すと、上がり3ハロン33秒4の鋭さで、外から迫った2着馬を寄せ付けず2馬身差をつけた。

 2005年の朝日杯FSを制したフサイチリシャールの全妹。クリストフ・ルメール騎手は「ほとんど完璧だった。いいポジションが取れて、とてもリラックスして走っていた。直線もいい脚を使って決勝線まで止まらず頑張ってくれた。まだ子どもっぽいけど能力がありそう。パワーアップしていきそうな感じ」と将来性も含めてレース内容を高く評価した。

 友道調教師も「調教通りでした。お利口さんで、センスがある。競馬場に来てからテンションが上がることもなかった」と満足そうに振り返った。次走は未定だが、兄に続いての2歳G1制覇が目標になる。「年末のG1(阪神JF=12月9日、阪神)の前に1回か2回、使うことになるだろう」とトレーナーは見通しを語った。

 オークスと秋華賞のG1を2勝したミッキークイーンの半妹、オーロトラジェは2着に敗れた。

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