【野路菊S】カテドラルが無傷2連勝!! 福永は昨年のワグネリアンに続く連覇

スポーツ報知
9R、ヴェロックス(右)の追い上げをかわし、1着でゴールに向かうカテドラル

 9月15日の阪神9R、野路菊S(2歳オープン、芝1800メートル=6頭立て)は、カテドラル(牡2歳、栗東・池添学厩舎)が押し切りデビュー2連勝を飾った。勝ちタイムは1分48秒1。

 スタートはそれほど速くなかったが、二の脚を利かせて主導権を握ると、直線で迫ってきたヴェロックスを抜かせることなく半馬身差でゴールに飛び込んだ。デビューからコンビを組む福永祐一騎手は「道中は物見をして楽にリラックスして行けていた。自分から動く形になったが、よくしのいでくれた。勝てたのは大きい。体にちょっと余裕があった(10キロ増)ぶん苦しくなったが、これで今後のローテーションが組みやすくなる。強い馬を相手によく頑張ってくれた」とパートナーをたたえた。

 05年メイショウサムソン、12年ラブリーデイ、そして昨年のワグネリアンなどG1馬を送り出した出世レース。池添学調教師は「少頭数で、馬とけんかするより結果が欲しいレースだった。もっと攻めることもできるが、成長を止めないようにやってきた。今日は勝ちに行ったが、馬の後ろにつけたら(ハミが)抜けると思う」と安どの表情だった。次走は未定だが、ひと息入れられる予定。

 一方、新馬戦を圧勝して断然人気を集めたヴェロックス(牡2歳、栗東・中内田充正厩舎)は半馬身差の2着。手綱を執った浜中俊騎手は「直線はしっかり動いてくれているし、道中も上手に走ってくれて、いい形で競馬してくれた。勝った馬も同じように伸びて力のある馬。結果は残念だったが、次につながる競馬だった」と話した。

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