【阪神3R・2歳未勝利】ダノンファンタジーが馬なりで2馬身差の完勝 昨年の2歳王者を出したチームから今年も有望株

スポーツ報知
直線で後続を引き離し、1着でゴールに向かうダノンファンタジー

 9月16日の阪神3R・2歳未勝利(牝馬限定、芝1600メートル=9頭立て)は、単勝1・3倍で断然の支持を集めたダノンファンタジー(牝2歳、父ディープインパクト=栗東・中内田充正厩舎)が、馬なりのまま好位から抜け出して2馬身差の完勝。デビュー2戦目で初勝利を挙げた。勝ち時計は1分35秒9。

 好スタートを決めて、好位4番手の馬群で追走。抜群の手応えで直線を迎えると、馬なりのまま先頭へ。その後も鞍上の軽いアクションだけでスピードを維持。後方を確認しつつ、流してゴールへ飛び込んだ。川田将雅騎手は「新馬(2着)は、勝った馬があまりにも強かったです。まずは無事に勝ってくれて、何よりです」と安どの表情を浮かべた。

 中内田調教師は「プラス18キロ(460キロ)でも、太め感はなかったです。ただ、まだまだ成長する段階。筋肉がつききっていなくて、成長途上ですから。初戦で走れることは分かっていたので、あとは成長のタイミングを待ちながら進めてきました」とうなずいた。騎手、調教師、そして勝負服が、昨年デビューから無傷の3連勝で朝日杯FSを制して2歳王者に上り詰めたダノンプレミアムと同じ。新馬で敗れたとはいえ、偉大な先輩に続く、大きな可能性を示す勝ちっぷりだった。

 2着には3番人気のレッドヴィータ(横山典弘騎手)が入り、3着は2番人気のハミングデイズ(ルメール騎手)だった。

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