【神戸新聞杯展望】日本ダービー馬ワグネリアン、2着馬エポカドーロが始動

スポーツ報知
神戸新聞杯の登録馬。*騎手は想定

 第66回神戸新聞杯・G2は23日、阪神競馬場の芝2400メートルを舞台に行われる。

 頂上決戦から4か月、日本ダービー馬ワグネリアン(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎=ディープインパクト産駒)が注目の始動戦を迎える。8月22日に栗東トレセンに帰厩すると、1週前(12日)の追い切りでは、栗東・Cウッドチップコースの3頭併せで力強く最先着。感触を確かめた福永は「非常にいい成長を遂げている」と絶賛した。その福永は16日の阪神6Rでゴール入線後に落馬し、17日は全馬乗り替わり。頭蓋骨骨折、気脳症の診断を受けた。そして、本馬の母ミスアンコールは北海道胆振東部地震により、夜間放牧中に左後肢の飛節の骨折し、天国に旅立った。ワグネリアン秋初戦の注目度は、いやが上にも高まっている。

 日本ダービー2着のエポカドーロ(牡3歳、栗東・藤原英昭厩舎=オルフェーヴル産駒)も順調な調整ぶりが目立つ。セントライト記念に出走したギベオンとの併せ馬で、仕上がりは急ピッチ。春先は距離不安もささやかれたが、ダービーの走りを見れば心配無用。父譲りの成長力で、実りの秋を迎えそうだ。

 13番人気のダービーで4着に激走したエタリオウ(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎=ステイゴールド産駒)が不気味。こちらも成長力を備えていそうで、持ち前の末脚に磨きをかけて逆転を夢見る。

 夏のラジオNIKKEI賞を前めから押し切って重賞制覇したメイショウテッコン(牡3歳、栗東・高橋義忠厩舎=マンハッタンカフェ産駒)もスムーズに先行すれば、うるさい存在。

 ダービー組のステイフーリッシュ(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎=ステイゴールド産駒)、タイムフライヤー(牡3歳、栗東・松田国英厩舎=ハーツクライ産駒)、アドマイヤアルバ(牡3歳、栗東・須貝尚介厩舎=ハーツクライ産駒)、ゴーフォザサミット(牡3歳、美浦・藤沢和雄厩舎=ハーツクライ産駒)もエントリー。(大上 賢一郎)

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