【オールカマー展望】昨年の日本ダービー馬レイデオロと皐月賞馬アルアインが激突

スポーツ報知
オールカマーの登録馬。*騎手は想定

 第64回オールカマー・G2は23日、中山競馬場の芝2200メートルを舞台に行われる。

 ドバイシーマクラシック4着以来となるレイデオロ(牡4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が、ここで始動する。前走はスタートが決まらず、中団からのレース。前が止まらない緩い流れの中、引っかかり気味に追走するも直線で伸び切れずの敗戦だった。その後はノーザンファーム天栄で調整され、8月下旬に美浦に帰厩。1週前の3頭併せは、やや物足りない動きだっただけにレース当週の走りに注目が集まる。

 京都記念2着、大阪杯3着、香港のクイーンエリザベス2世C5着と勝ち切れていないアルアイン(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎)。1週前は新パートナー・北村友が騎乗して栗東坂路を51秒9をマークした。中山は皐月賞(1着)、セントライト記念(2着)と崩れていない舞台。いきなりの好走に期待する。

 中山2200メートルのアメリカJCCで初重賞制覇を飾ったダンビュライト(牡4歳、栗東・音無秀孝厩舎)。宝塚記念5着以来の復帰戦で、ここまで調教の動きにインパクトが足りないが、武豊が騎乗する本追い切りで仕上がり具合をチェックしたい。

 2度目の重賞挑戦となった日経賞で初重賞をゲットしたガンコ(牡5歳、栗東・松元茂樹厩舎)。イケイケのローテになった天皇賞・春(14着)は、ガス欠気味に失速したが、休養でしっかり英気を養った。この条件は合うイメージ。

 函館記念の勝ち馬エアアンセム(牡7歳、栗東・吉村圭司厩舎)、昨年のアメリカJCC3着、日経賞2着ミライヘノツバサ(牡5歳、美浦・伊藤大士厩舎)。復活が待たれるグランプリホース、ゴールドアクター(牡7歳、美浦・中川公成厩舎)もエントリー。(大上 賢一郎)

競馬

×