【オールカマー】始動戦のレイデオロ、海外遠征の疲労も回復!復活への第一歩踏み出す!

スポーツ報知
オールカマーで始動する昨年のダービー馬レイデオロ

◆第64回オールカマー・G2(9月23日・芝2200メートル、中山競馬場)

 第64回オールカマー・G2(23日、中山)ではレイエンダの全兄で昨年の日本ダービー馬レイデオロが秋の始動戦を迎える。 昨年の日本ダービー馬が、復活への第一歩を踏み出す。秋の始動戦としてオールカマーに挑むレイデオロは、昨年の神戸新聞杯を最後に白星から遠ざかっている。今春は京都記念が3着、ドバイ・シーマクラシックは4着。藤沢和調教師は「今年の2戦はツキがなかった面もある。京都記念はルメールが(騎乗停止処分で)乗れなくて(バルジューに)乗り替わりになってしまったしね」と、仕切り直しを強調する。

 前走のドバイ・シーマクラシックは発馬が決まらず、道中もスローの流れでかかってしまうなどちぐはぐな内容。直線では前が止まらず、力を出し切れずに4着だった。「ライバル勢にうまくペースを落とされてかかってしまった」と藤沢和師。その後は福島・ノーザンファーム天栄でしっかりと英気を養い、8月下旬に帰厩。海外遠征の疲労は抜け、立て直してきた。

 デビュー3連勝でセントライト記念2着の全弟レイエンダも管理する指揮官は「この兄弟は速いところに行くと反応がいい。血統なんだろうな」と改めて高い素質を認める。実りの秋へ、いよいよ王者復権の時だ。(坂本 達洋)

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