【オールカマー】アルアイン、5か月ぶりでも力強い動き!池江調教師も合格点「待った甲斐がありました」

スポーツ報知
アルアイン(左)は北村友の合図に応え、力強く伸び併入した

◆オールカマー追い切り(19日・栗東トレセン)

 オールカマー・G2(23日、中山)で昨年の皐月賞以来となる勝利を狙うアルアインが19日、栗東・坂路コースで最終追い切りを行った。

 先週に続き、初コンビを組む北村友が騎乗。シルバーポジー(5歳1000万)を2馬身半追走すると、軽く仕掛けた程度でしっかりと反応し、52秒4―12秒2の時計が示すように力強い伸び脚で併入に持ち込んだ。手綱を執った北村友は「良かったですよ。前に馬を置いて強めに。体つきはボテッとした感じですが、乗った感じは重苦しさはないです」と、5か月ぶりを感じさせない動きを満足そうに振り返った。

 香港へ遠征した前走の疲れを考慮し、札幌記念の予定を先延ばしにした復帰戦。香港の芝コースや栗東入厩前の札幌ダートコースへ入るのを嫌がったため、中間は坂路のみで時計を出しているが、不安を払拭するような最終デモだった。「反応も動きもよかったです。札幌記念を回避して、ここまで待った甲斐がありました」と池江調教師も合格点。かつて頂点へ駆け上がった中山で、皐月賞馬が本来の輝きを取り戻す。(山本 武志)

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