重賞2勝馬レーヴミストラルがオークション落札から異例の種牡馬入り

スポーツ報知
16年の日経新春杯を制したレーヴミストラル

 2015年青葉賞、2016年日経新春杯で重賞2勝を挙げたレーヴミストラル(牡6歳)が、オークション落札馬として異例の種牡馬入りを果たしたことが20日、分かった。

 同馬は8月25日のBSN賞(12着)を最後に競走馬登録を抹消。現役競走馬をインターネットで取引する6日の「サラブレッドオークション」に出品され、株式会社YGGDRASILL(ユグドラシル)が640万円で落札した。通常は地方へ移籍して現役を続けるが、今回は競走馬としてではなく北海道新ひだか町のレックススタッドに移動。種牡馬目的で落札された極めて珍しいケースとなった。

 2010年阪神JF覇者のレーヴディソールを送り出した優秀な母系に加え、サンデーサイレンスが入っていない血統背景が種牡馬入りの決め手になった。落札した同社は「この血を何とかつなげたいと思いました。血統的な面から種牡馬として成功する可能性があると踏んで、種牡馬入りを決断しました」とコメントした。

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