JRA、キャッシュレス馬券購入システム「UMACA投票」導入 WIN5や海外馬券も購入可能に
スポーツ報知
JRAの新しい馬券購入システム「UMACA投票」が9月22日から一部で始まるのを前に、東京競馬場で21日に報道陣向けに説明会が開かれた。
「UMACA投票」は馬券購入をキャッシュレスで行うシステムで、馬券レス、現金レスでスマートに投票できる。従来の現金による購入や、電話投票、インターネット投票に次ぐ新たな方法として利用拡大を目指している。
利用するにはまず、競馬場の登録受付ブースで、投票用ICカード「UMACA」を登録。入会金・年会費無料で、簡単な手続きで即日発行できる。住所などの個人情報は取得せず、手のひらをスキャンする静脈認証により個人を識別。「手のひら認証」を用いる馬券発売は世界で初めての試みだ。
現金をチャージ(入金したお金は出金不可)した「UMACA」を専用機にかざして馬券を購入。的中した場合は払戻金が即時にチャージされ、出金できる。これまでインターネット投票でしか購入できなかったWIN5や海外馬券も、現金によって買うことができる。
9月22日から東京競馬場(中山開催中のためパークウインズ)で開始され、60台の専用機を設置。その後順次、全国の事業所に導入を進めていく。10月20日からは福島競馬場で、11月17日からは中京、阪神競馬場で、11月24日からはウインズ銀座、難波、神戸でサービスを開始する。上記以外の競馬場やウインズは来年以降を予定している。
東京競馬場では9月8日から先行登録が行われ、約2500人が登録を済ませた。また「UMACA」の利用で、売店の割引券や限定グッズのプレゼントなどのクーポンも取得できる。