【芙蓉S】ブラックタイド産駒ミッキーブラックが2連勝!ルメール、まくって押し切る

スポーツ報知
デビュー2連勝のミッキーブラック

 9月23日の中山9R・芙蓉S(2歳オープン、芝2000メートル=8頭立て)は、ブラックタイド産駒のミッキーブラック(牡2歳、栗東・音無秀孝厩舎)が1番人気に応え、デビュー2連勝を決めた。勝ち時計は2分1秒3。

 大外8番枠から五分にスタートを切って6番手を追走。前半1000メートルは61秒4のペースで、向こう正面で一気に2番手まで進出した。1番人気馬の大胆な戦法に、3万2913人(午後2時現在、前年比16・5%)のファンがざわめくなか、最後まで勢いを落とさず、2着のボスジラを3/4馬身差抑えて押し切った。

 1週前追い切りで特徴をつかんでいたルメール騎手は「すごくいい馬。ちょっと気性が子供で、速い上がりに対応できない面があるので、向こう正面で動いて行った。自信がありました。最後の直線ではパワーを使った。跳びがいい」と初コンビでの勝利を喜んだ。

 管理する音無秀孝調教師は「仕掛けはちょっと速かったかな(笑い)。(初戦の)福島でも2コーナーで動いて行ったから、映像を見ていたんだろう。後ろから馬が来たら脚を使った。なかなか根性がある」と褒めた。今後については「短期放牧に出して、彼(ルメール)が乗れるレースを探したい」と話した。

 同馬は父ブラックタイド、母マラコスタムブラダ(父リザードアイランド)という血統。母はアルゼンチンのG1・フィルベルトレレナ大賞典勝ち馬で、3代母プルマはアルゼンチンの2歳牝馬チャンピオン。

競馬

×