【スプリンターズS】ムーンクエイクに騎乗のルメール騎手、父アドマイヤムーンは「ゴール前すごい勢い。怖かった」

スポーツ報知

◆第52回スプリンターズS・G1(9月30日・芝1200メートル、中山競馬場)

 アドマイヤムーンが現役時代に見せた末脚を、肌で感じているのがルメールだ。06年の香港カップ。通算G1・3勝を挙げた仏国の名牝プライドに騎乗し、鼻差の大接戦を演じている。「プライドも強い馬だった。僕が先に抜け出したけど、ゴール前はすごい勢いで襲いかかってきたんだ。怖かったよ(笑い)。いい瞬発力を持っていた」と当時を懐かしそうに振り返る。

 秋の開幕G1は、そのアドマイヤムーン産駒のムーンクエイクとコンビを組む。「シルエットやフットワークが違うね。こっちの方が跳びは大きい。そして気性的にも短い距離がいいタイプだ」。見た目の特徴こそ異なるが、京王杯SCをレコードで制した決め手の鋭さは共通項。大舞台でも父譲りの爆発力を存分に見せつける。(豊島 俊介)

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