【シリウスS】砂転向後2戦2勝のウェスタールンド、佐々木調教師「未知の魅力」

スポーツ報知
砂転向後、2連勝中のウェスタールンド

◆第22回シリウスS・G3(9月29日・ダート2000メートル、阪神競馬場)

 遅れてきた大物かもしれない。第22回シリウスS・G3(29日、阪神)に出走するウェスタールンドは砂転向後の1000万、1600万を圧勝し、6歳にしてダート重賞初挑戦。「未知の魅力だよね」と佐々木調教師は不敵な笑みを浮かべる。

 2走前は裂蹄と去勢手術明けで1年5か月ぶりの実戦。道中で早めに動きながら、直線で伸び脚が全く鈍らず、上がり3ハロン35秒9の脚で完勝した。「(小回りで)上がり36秒を切るのはすごい。休養前からダートはいいなと思っていたけど、タイミングが合ったね」。砂上で高い素質が開花した。

 2か月ぶりの今回は放牧明け。当初は馬体に余裕もあったが、坂路1日2本乗りなどで徐々に引き締まってきた。「仕上がりは大丈夫だと思う。あとは直線が長いのがどうか」とトレーナー。ダート界の新星へ名乗りを挙げる。(山本 武志)

競馬

×