阪神競馬2日に順延 代替開催中止は1954年以降初めて 松山弘、小崎は乗り替わり

スポーツ報知
10月1日中止となった阪神競馬場の入場門

 台風24号の影響で9月30日の阪神競馬(4回9日目)が中止になり、10月1日に代替開催が行われる予定だったが、名神高速道路の通行止めなどで競走馬の輸送ができず、2日連続で開催中止となった。出馬表の出走馬、レース番号、馬番を変更せず、2日に代替開催として行うことが1日にJRAから発表された。

 なお、地方交流G3・白山大賞典(金沢、2日)でミツバに騎乗が決まっていた松山弘平騎手の10鞍、骨折箇所のボルト・プレート除去手術を行う小崎綾也騎手の4鞍は乗り替わりとなった。

 JRAに記録が残る1954年以降、代替開催が中止になったのは初めてのこと。11年以降、月曜の開催が中止になり、火曜にスライドしたのは13年9月16日→17日の阪神、中山開催(台風のため。中山のメインはセントライト記念)、14年10月13日→14日の京都開催(台風のため。京都大賞典)、18年2月12日→13日(積雪のため)の小倉開催の例がある。

 なお、積雪のため17年1月15日の京都開催(日経新春杯)は2日スライドし、17日(火曜)に行った。また、14年2月の東京開催は4開催日連続で雪のために中止となり、その影響で15日(土曜)の東京開催(1回5日目、クイーンC)は3日スライドし、18日(火曜)に。東京新聞杯が行われる予定だった前週の1回4日目が翌週の17日(月曜)に代替となったため本来、土曜に予定していた開催を火曜にずらして行った。

 今回の台風24号の影響では、京都競馬場では厩舎地区の屋根、ガラスの破損が10か所程度あり、スタンドの天井に1か所破損がみられたが、今週の開催への影響はないという。阪神競馬場、中京競馬場、滋賀県の栗東トレーニングセンターには大きな被害はなかった。また、東京競馬場や茨城・美浦村の美浦トレーニングセンターでは、敷地内で強風による倒木はあったが、大きな被害はなく、1日の朝は通常の時間帯で調教が行われた。

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