モレイラJRA騎手試験不合格 来年以降の再挑戦は白紙「大きなパンチを受けた感じ」

スポーツ報知
JRA騎手免許一次試験に落ちたジョアン・モレイラ騎手(カメラ・佐々木 清勝)

 JRAの新規騎手試験の第一次試験(学科、筆記)の合格発表が11日に行われ、注目を集めていた世界的名手のジョアン・モレイラ騎手(35)=ブラジル=は不合格となった。

 同騎手はこの日、交流重賞レディスプレリュードに騎乗するために訪れた大井競馬場で取材に応じた。昨シーズンまで活躍していた香港での騎手免許を返上して、退路を断ってのJRAの騎手への挑戦に失敗。「心が傷んでいる」と第一次試験の不合格に大きなショックを受けたモレイラ。「合格しなかった場合のプランは考えていなかった」と、来年以降は再挑戦も含めて、この日の段階では白紙とした。

 ジョアン・モレイラ騎手「心が傷んでいる。大きなパンチを受けた感じ。今回はリスクもあった。ただ集中していただけに(試験を)パスしなかった場合のプランは考えていなかった。妻や子供もいる。今後相談をして、予定をしっかり立てたい。(来年の受験については)イエスともノーとも言えない。ジョッキーだけの人生だけではなく、家族ともいい人生を送りたい。そのバランスを取りたいとは考えている。日本の関係者に協力をしていただいたが、サポートに応えられず、本当に申し訳ない気持ちだ」

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