【菊花賞】ブラストワンピース、夏の新潟から異例のローテでラスト1冠狙う!

スポーツ報知
1週前追い切りでブラストワンピースの状態を確認した池添。狙うは7年ぶりの菊の大輪だ

◆第79回菊花賞・G1(10月21日、芝3000メートル、京都競馬場)

 今年の3冠最終戦、第79回菊花賞・G1(21日、京都)は混戦必至。新潟記念で古馬を撃破したブラストワンピースが勢いに乗ってラスト1冠をもぎとるか。

 ブラストワンピースが異例のステップで淀の3000メートルでのラスト1冠に臨む。日本ダービー5着からの復帰戦に選んだのは新潟記念。その理由を大竹調教師はこう説明した。

 「適度に間隔を空けたかったし、より良績のある左回りを選んで、スムーズな走りをさせたかった」

 その思惑通りのパフォーマンスを披露。メンバー最速となる33秒5の末脚を繰り出し、35年ぶりとなる3歳馬Vを決めた。

 「向こう正面でステッキが入っていて、久々という感じだった。エンジンがかかったのは直線だけ。滑り出しとしては上々過ぎる」

 11日の1週前追い切りは池添が美浦に駆け付け、Wコースでサーワシントン(4歳500万)を3馬身追走。6ハロン81秒5―12秒4で5馬身先着し、豪快に伸びた。

 「まだ変わる余地はあるけれど、緩さが解消して、夏を越えて良くなってきている。やはり間隔を空けた方が調整はやりやすいですね」

 5戦4勝のハービンジャー産駒が、初の京都コースと3000メートルに挑む。

 「距離は問題ないでしょう。毎日杯の時は長距離輸送があっても体重が減らなかったし、新潟記念のパドックはダービーの時より落ち着いていて、成長していると感じた」

 高い能力に成長と上積みが加わり、陣営は自信を持って送り出す。(石野 静香)

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