【菊花賞・田中歩の馬と歩もう】長距離向きの体形に成長したエタリオウ本命!

スポーツ報知
日本ダービーでの追い込みが忘れられない田中歩さんはエタリオウに◎を託した

◆第79回菊花賞・G1(10月21日、芝3000メートル、京都競馬場)

 こんにちは! 先週の秋華賞はアーモンドアイが牝馬3冠に輝き、次元の違う脚を見せてくれました。さて、今週は牡馬クラシック最後の1冠! 混戦模様に頭を悩ませました。

 本命は、前走の神戸新聞杯で日本ダービー馬ワグネリアンから0秒1差の2着だったエタリオウにします。ダービーでは上位馬のうちただ1頭、後方から追い込んで4着に食い込みました。その印象が強く、距離が延びてこそですし、大崩れもありません。夏を越して胴が伸び、長距離向きの体形に成長したと陣営は話しています。毛ヅヤはピカピカで、ひと叩きされ気配は上昇。この馬名の通り、勝利をうまく仕留めるでしょう。

 対抗はジェネラーレウーノです。セントライト記念では厳しい展開のなか、後続の猛追をしのいで勝利。精神面の成長は、豪快な踏み込みと、ほれぼれするような大きなストライドにも表れています。距離延長は持ち前のスタミナでクリアするでしょうし、最終追い切りで見せた力みのない落ち着いた走りは長丁場でプラスに働きます。

 3番手は、陣営がこれまでで一番良い状態だと太鼓判を押すグレイル。骨折明けの前走で3着と復調しました。その反動はなく、栗東・CWコースの最終デモではラスト11秒7と切れ味に磨きがかかっています。春の悔しさを、2戦2勝と得意な京都コースで晴らしてくれそうです。(フリーアナウンサー)

 【田中歩アナの印】

◎(9)エタリオウ

○(4)ジェネラーレウーノ

▲(2)グレイル

★(3)ブラストワンピース

△(5)エポカドーロ

△(6)メイショウテッコン

△(7)ユーキャンスマイル

 ◆田中 歩(たなか・あゆみ)茨城県出身。大学卒業後、客室乗務員を経てフリーアナウンサーに転身。現在、グリーンチャンネル海外競馬中継「Go Racing!」や南関東地方競馬中継などに出演中。父は美浦の田中剛調教師。

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