【マイルCS】ミッキーグローリー&カツジ、G1史上初の全きょうだい対決!

スポーツ報知
G1で初の全きょうだい対決に臨むミッキーグローリー(右)とカツジ

◆第35回マイルCS・G1(11月18日・芝1600メートル、京都競馬場)

 第35回マイルCS・G1(18日、京都)には、“きょうだい”にまつわる物語がある。父ディープインパクト、母メリッサを持つ5歳馬ミッキーグローリーと3歳馬カツジは、84年のグレード制導入以降で史上初となるG1での全きょうだい対決に臨む。

 <兄ミッキーグローリー威厳示す>

 ミッキーグローリーはキャリア11戦で【6131】。唯一、掲示板を外した昨年9月の500万特別(6着)は、脚部不安で長期休養明けだった。国枝調教師は「以前に脚元のトラブルがあったし、バンバン使うわけにもいかないな、と。早くから(直行と)決めていたから別に問題ないよ」と、重賞初挑戦Vを決めた京成杯AHからの臨戦過程を説明した。全弟にあたるカツジとの初対決には「兄として威厳を示さないとな」と国枝師。まだ底を見せていない未完の大器。G1初挑戦でも侮れない。

 <弟カツジ気性面がカギ>

 全弟のカツジは秋初戦の毎日王冠を叩き、ニュージーランドT勝ちなど4戦3連対を誇るマイルへ戻る。土屋助手は「先週は抜群に伸びていた。能力はあると思うので、それをどう引き出せるか。どれくらいイレ込むかで変わってくる」と精神面を課題に挙げた。

 84年のグレード制導入以降、91年の天皇賞・秋(兄ミスターシクレノン11着、弟ミスタートウジン14着)に始まり延べ19組のきょうだいがG1で対決しているが、父も同じ全きょうだいが激突するのは初めてだ。

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