【東スポ杯２歳Ｓ】ナイママ中央参戦に手応え十分　破格の６３秒５

◆東京スポーツ杯２歳Ｓ追い切り（１３日、川崎・小向トレセン）

　東京スポーツ杯２歳Ｓ・Ｇ３（１７日、東京）に参戦するナイママ（牡２歳、川崎・河津裕厩舎）が１３日、川崎市の小向トレセンで追い切りを行った。同馬はホッカイドウ所属馬として、前走の札幌２歳Ｓで首差２着。その後にマイネル軍団の総帥、岡田繁幸氏がクラシック制覇を目指して南関東へ送り込んだ素質馬だ。

　町田直（レースは柴田大）を背に単走で５ハロンからスタートし、直線に入って軽く肩ムチが入るとエンジン点火。力強いフォームでフィニッシュラインを駆け抜けた。６３秒５―５０秒１―３７秒９―１２秒７（稍重）の時計は、この時期の２歳馬としては破格。町田直は「反応が良すぎるぐらいだったし、パワーがある。歩様も息の入りもいい」と絶賛。河津裕調教師も「素晴らしい動きだった。自信を持って出せる」と、いよいよ幕を開ける中央本格参戦への手応えを口にした。（志賀　浩子）