【東スポ杯２歳Ｓ】ルヴォルグ、３頭併せで併入　藤沢和調教師「今回は順調だよ」

◆東京スポーツ杯２歳Ｓ追い切り（１４日・美浦トレセン）

　ルヴォルグは美浦・Ｗコースの３頭併せでオスカーホール（２歳未勝利）を４馬身、レディマクベス（２歳５００万）を２馬身追走。４ハロン５７秒１―１３秒１を馬なりでマークして併入した。

　「時計は遅かったけど、中２週でも今回は順調だよ」と藤沢和調教師が苦笑いで振り返ったように新馬戦まで試練の連続。美浦トレセンでのゲート試験後、札幌に移動したが「輸送熱が出て使うのをやめた。放牧先から戻ろうとしたら台風でフェリーが動かなくなった」。その後も札幌競馬場での待機中に地震で足止め。１０月２０日に予定した新馬戦は１頭だけ除外され、移動していた東京競馬場から戻る憂き目にあった。

　それでも仕切り直しの初陣を４馬身差で圧勝するあたりが能力の高さ。「強い馬も出てくるが、前走は上がりもしっかりしていたし、ストライドが大きいから東京は合う」と、期待の大きいディープインパクト産駒が重賞でも強さをみせつける。