【ジャパンC】アーモンドアイ進化!フットワーク向上!現役最強馬へ、ルメール「いける」

スポーツ報知
アーモンドアイ(右)は3頭併せの最内から鋭い伸びを見せた

◆ジャパンC1週前追い切り(15日・美浦トレセン)

 ジャパンC(25日、東京)の1週前追い切りが15日、東西トレセンで行われた。注目は牝馬3冠を達成した3歳牝馬のアーモンドアイ。好調のルメールを背に美浦・Wコースで軽快な動きを披露した。

 弾むようなフットワークで、楽々と好時計をマークした。アーモンドアイの1週前追い切りはハロー(整地)明けの美浦・ウッドチップコース。外サトノキングダム(5歳1000万)を8馬身、中レッドローゼス(4歳1600万)を3馬身追走し、直線は馬なりのまま5ハロン65秒9―12秒9で前者に2馬身、後者に1馬身先着した。

 感触を確かめたルメールの表情が、充実ぶりを物語っていた。「きょうは反応だけを感じたかったが、馬が走りたい感じ。前走の疲れはなく、調子はすごくよかった。追い切りの前はリラックスして、追い切りの後もすぐリカバーしていた」と大満足だった。

 以前は手前をコロコロと替える面があったが、今回の調教では走りのバランスが向上していた。「乗り味がよかった。フットワークもよくなったね。そんなに手前を替えなかった。直線で1回だけ替えて、そしてすぐ反応できた。上手になった」と鞍上はさらなる進化に手応えを感じていた。

 牝馬3冠を達成し、今回は一線級の牡馬が相手となる。相手のレベルは一気に高くなるが、ルメールの信頼は絶大だった。「秋華賞は休み明けでした。だから今回はトップコンディションでいけそう。ジャパンCでベストなコンディションに戻っていたら、大きな結果を出すことができます。古馬相手で難しくなりますが、改めて特別な馬ですから、いけるね」。牝馬最強から、“4冠”での現役最強へ。順調に階段を上がっている。(西山 智昭)

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