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【香港マイル】国内外G1・2勝の名牝ヴィブロス、香港で花道飾る

2018年12月5日6時0分  スポーツ報知
  • 香港マイルでラストランを迎えるヴィブロス

 ◆第28回香港マイル・G1(12月9日・芝1600メートル、シャティン競馬場)

 JRA海外馬券発売対象の香港国際4競走(シャティン競馬場)が9日、行われる。同日の阪神JFから1時間10分後には、友道厩舎でG1・2勝の先輩、ヴィブロスが香港マイル(シャティン競馬場)でラストランを迎える。国内外ダブル制覇で花を添えるか。

 国内外でG1・2勝の名牝が、いよいよラストランを迎える。ヴィブロスは16年の秋華賞では鮮やかに差し切ってG1初制覇。17年のドバイ・ターフでは外から豪快に伸びて世界にその名を知らしめた。引退レースに選んだのは香港マイル。「距離というよりもワンターンの競馬の方がいいので、このレースにしました。ドバイに2回行ったので飛行機での輸送は問題ない。最後だから頑張ってほしい」と友道調教師は3つ目のビッグタイトルを見据える。

 最後の手綱を任されたのは世界屈指の名手ビュイック。今年のマイルCSをステルヴィオで制し、日本でも腕を存分に見せつけた。11月29日には栗東・CWコースで15秒平均のキャンターに騎乗。「頭の良さそうな馬だと感じた。自分で何をすべきかを分かっている。乗っていて心地いいね」と絶好の感触をつかんだ。

 2年連続で挑戦したドバイ・ターフでのレースぶりも知っている。勝った17年はリブチェスター(3着)、2着の今年はブレアハウス(10着)に乗っていた。ビュイックは「日本の競走馬はすごくスピードがあり、それは大きなアドバンテージ。引退レースなので、そういうときに自分が乗れるのは光栄です。チャンスはあると思います」と長所をしっかり把握していた。

 前走の天皇賞・秋(8着)ではゲートで突進してしまい鼻を負傷し、力を出し切れなかった部分はある。「もうけがは治った。日本で順調に調整できた。芝の質などに関してはやってみないと分からないが、この馬らしい競馬ができれば」と友道師は期待大。勝って花道を飾り、次は母親として次世代に命をつなげる。(内尾 篤嗣)

 <ヤマタケが見てきた 姉ヴィルシーナとは違う繊細な天才肌>

 友道調教師にヴィブロスの取材をする時、同じG1・2勝馬で全姉のヴィルシーナの話題になることが多かった。ただ、全姉妹でもタイプが違う。「ヴィルシーナは気持ちで走る馬だった。ヴィブロスは運動能力の高さで走っている。競馬場では普通の牝馬のように、どっしりとした感じもないからね」。放牧からトレセンに戻ると、カイバをあまり食べずに20キロ近く馬体を減らすことも多かった。根性娘の姉に対し、妹は繊細な天才肌だった。

 やはり、真っ先に思い浮かぶのは世界の強豪たちに完勝した昨年のドバイ・ターフだ。「状態が本当によかった。ドバイがよほど合うんだろうね」。友道調教師はその半年前に厩舎の海外初遠征だったマカヒキの凱旋門賞でまさかの14着に敗れていた。「マカヒキの経験があって、ドバイの結果もあったと思う」。敗戦を糧に、すぐに悪夢を払拭した勝利は厩舎にとっては大きな自信となった。

 実はドバイ・ターフでは週中の雨で、印を本命から★に下げた。逆に本命を打った前走の天皇賞・秋では8着。どうも相性が悪いが、マイル投入が魅力の今回も本命で勝負する予定。最後ぐらいは気持ちが通じ合いたいと願いつつ、有終Vを見届けたい。(山本 武志)

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