オジュウチョウサンの有馬記念出走が確定! 10万票以上を集めファン投票3位「人気を再認識」と和田正師

スポーツ報知
オジュウチョウサンの有馬記念出走決定を喜ぶ長山尚義オーナー

 年末の大一番、第63回有馬記念・G1(12月23日、中山・芝2500メートル)のファン投票の最終結果が12月6日、JRAから発表された。同レースを最大目標に掲げ、平地競走に転向した障害G1・5勝馬ジュウチョウサン(牡7歳、美浦・和田正一郎厩舎)は10万382票を集め、1位のレイデオロ(11万293票)、2位のアーモンドアイ(10万5561票)に続く3位にランクイン。上位10頭に与えられる優先出走権を獲得し、出走を確定させた。

 “二刀流”の夢がいよいよ現実味を帯びてきた。今年4月の中山グランドジャンプを勝利後、陣営は平地再挑戦を表明。持ち前のスタミナを武器に、7月の開成山特別(3歳上500万、福島・芝2600メートル)、11月の南武特別(3歳上1000万、東京・芝2400メートル)を2連勝。平地に再転向後、2戦2勝でグランプリ出走となる。管理する和田正一郎調教師は「投票していただかないと出られない立場だったので、非常にありがたいです。人気を再確認しました」と、ファンに感謝の気持ちを述べた。

 前走後は放牧に出され、11月21日に美浦トレセンに帰厩し、調整を進めている。和田正調教師は「しっかり調整して、いい状態にしていきたい」と言葉に力を込めた。

 また、騎乗予定の武豊騎手(49)=栗東・フリー=が12月5日に香港のハッピーバレー競馬場で行われた国際騎手招待で騎乗停止処分を受けたが、日本での騎乗停止期間は12月26日から29日までに決定。有馬記念の騎乗は可能となり、和田正師は「よかったです」と胸をなで下ろした。

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