【カペラS】3歳コパノキッキング、上がり34秒9の鬼脚で重賞初挑戦V!柴田大騎手「僕はまたがっていただけ」

スポーツ報知
直線一気の差し切り勝ちを決めたコパノキッキング(右端)

◆第11回カペラS・G3(12月9日・ダート1200メートル・中山競馬場、良)

 第11回カペラS・G3が9日、中山競馬場で行われ、1番人気のコパノキッキング(柴田大)が直線一気の末脚で差し切りV。重賞を初挑戦で制覇した。

 豪快に突き抜けた。コパノキッキングはダッシュがつかず、序盤は最後方。3角14番手、4角13番手と少しポジションを上げて迎えた直線で大外に持ち出されると、一気にはじけた。上がり最速34秒9の鬼脚に、柴田大は「すごい馬。強かった。僕はまたがっていただけ」と脱帽だった。

 他馬がゲート入りをごねた影響で「長くいすぎて、落ち着きすぎてしまった。いけるなら前めでという話だったが、後ろから腹をくくった」と柴田大。逃げて3勝、差して3勝という自在な脚質が最大の持ち味だ。

 古馬を撃破しての重賞初制覇。村山調教師は「根岸S(1月27日、東京)を目標にしたい」と次走を明言した。ルヴァンスレーヴを筆頭にレベルが高い3歳ダート勢。短距離路線にも、新星が現れた。(西山 智昭)

 ◆コパノキッキング 父スプリングアットラスト、母セラドン(父ゴールドヘイロー)。栗東・村山明厩舎所属のセン3歳。米・Rマクドナルド氏の生産。通算8戦6勝。総収得賞金は1億1079万8000円。重賞初勝利。馬主は小林祥晃氏。

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