【朝日杯FS 津村騎手に聞く】ドゴール「今年のメンバーならチャンス」

スポーツ報知
デビューからコンビを組むドゴールと大舞台に臨む津村

◆第70回朝日杯FS・G1(12月16日・芝1600メートル、阪神競馬場)

 ―3戦連続騎乗となるドゴールの新馬(1着)、サウジアラビアロイヤルC(2着)はともに最速上がりをマーク。初戦のレース後は「調教とイメージが違った」と言っていました。

 「デビュー前はスタートが速いと聞いていて、調教に乗った感じでも、前に行って粘り込むタイプかな、と思っていた。実際は発馬はそれほど速くなかったが、思った以上にしっかり末脚を使えた。2戦目もそんな感じだったので。こういう競馬がいいのかな」

 ―この馬の良さは。

 「スピードがありますし、背中もいい。まだまだ完成されてないですけどね。ただ、スイッチが入っちゃうようなところはあります」

 ―6日は美浦のWコースで1週前追い切りに騎乗。3頭併せの最後方から併入し、4ハロン51秒7―13秒2をマークしました。

 「動きはよかったですよ。まだ重いかも、という話を聞いて乗りましたが、そんな感じは全然なかった。新馬の時より体がしっかりしてきた。その反面で、テンションが上がってきそうな感じがあるので、気が入りすぎなければいいですね」

 ―人馬ともにG1初制覇がかかります。

 「強い馬もいますけど、今年のメンバーならチャンスはあると思います。デビューから乗せていただいている馬で参戦できるのはうれしいですし、期待に応えたい」(聞き手・石野 静香)

 ◆津村 明秀(つむら・あきひで)1986年1月5日、千葉県生まれ。32歳。04年3月にデビューし、同月21日の中京5R(マグマヴィーナス)で初勝利。JRA通算427勝、うち重賞は06年ラジオNIKKEI賞(タマモサポート)など11勝。G1は26回騎乗し、最高着順は3着(17年フェブラリーS・カフジテイク)。今年は50勝を挙げ、キャリアハイだった昨年(51勝)に1勝と迫る。168センチ、51キロ。血液型O。

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