【朝日杯FS】アドマイヤマーズ、しっかり攻めて坂路自己ベスト52秒9!

スポーツ報知
アドマイヤマーズ(左)は力強いフォームで坂を駆け上がった

◆朝日杯FS追い切り(12日・栗東トレセン)

 しっかりと攻めてきた。アドマイヤマーズは栗東・坂路でジュンスパーヒカル(6歳1600万)を5馬身追走。ラスト1ハロン手前から鞍上が手綱を押すと前に出たが、その後もアクションは激しくなる。最後まで気合をつけつつ、勢いを保ったままで4馬身先着した。

 坂路で速い時計を出すことが少ないとはいえ、自己ベストの52秒9。レースの週はソフトなメニューが多い友道厩舎にしては、ハードに追い切った。「先週はしまいだけのような形になったので、今日はある程度の負荷をかけました。追ってからの反応はよかった」と友道調教師。これまでの3戦は競馬場では常に落ち着き払っており、陣営は気性に信頼を寄せている。だからこそ、当週にしっかり攻めても極端にテンションが上がる心配はないということだ。

 初戦から手綱を執るMデムーロは父ダイワメジャーを皐月賞Vにも導いている。「先週の追い切りはよかった。ダイワメジャーはパワーがあったけど、こちらは走りが軽い」。自在性を武器に、無傷の3連勝で臨む大一番。一気に頂点まで駆け上がる。(山本 武志)

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