【有馬記念】レイデオロ、スムーズに伸びて併入 ルメール騎手「ファンタスティック コンディション!」

スポーツ報知
Wコースでの併せ馬を消化したレイデオロ(手前)。馬体は迫力満点だ

◆有馬記念1週前追い切り(12日・美浦トレセン)

 第63回有馬記念(23日、中山)の1週前追い切りが12日、東西トレセンで行われた。天皇賞・秋でG1・2勝目を挙げたレイデオロは、手綱を執ったルメールから早くも絶好調宣言が飛び出した。

 レイデオロの1週前追い切りを終えたルメールが、興奮気味に口を開いた。「すごい。ファンタスティック コンディション!」。馬なりの動き以上の手応えをつかんだ様子だった。美浦のWコースでドラゴンストーム(6歳障害オープン)を3馬身追走。4コーナーで差を詰めると、内からスムーズに伸び、5ハロン69秒4―13秒4で併入した。

 「動きは良かったし、楽だった。結構軽い追い切りでしたが、反応が良かった。普段はちょっとレイジー(怠けるような)というか、反応がちょっと遅いですが、今日は自分から走りたがっていた。体も完璧。天皇賞の時よりさらにパワーアップしている」と絶賛した。

 秋初戦のオールカマーを勝利して、続く天皇賞・秋では、昨年の日本ダービー以来となるG1・2勝目をマーク。堂々の2連勝で駒を進めてきた。「ダービーホースですし、天皇賞も勝った馬です。有馬記念は絶対に大きなチャンスがある。楽しみ」。自身は05年にハーツクライ、16年にサトノダイヤモンドで2度制覇しているグランプリ。2年ぶりのVに自信をのぞかせた。(石野 静香)

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