【ターコイズS】大接戦制した!ミスパンテールが連覇で重賞4勝目

スポーツ報知
ミスパンテール(手前)が連覇達成

◆第4回ターコイズS・G3(12月15日・芝1600メートル、中山競馬場、良)

 第4回ターコイズS・G3は15日、中山競馬場で行われ、5番人気のミスパンテールがゴール前の大接戦を制し、連覇を達成。今年の阪神牝馬Sに続く重賞4勝目を挙げた。2着に10番人気のリバティハイツ、3着に13番人気のデンコウアンジュが入り、3連単は69万180円の波乱となった。

 ミスパンテールが堂々の連覇を果たした。4角5番手の内から外へ馬群をさばき、力強い伸び脚でゴール前の接戦を制した。横山典は「去年もすごい混戦で、もっと(追い出しを)待たされたけど、今日は早めにスペースが確保できて楽でした」と左手でガッツポーズだ。

 昨年はこのレースで重賞初勝利を飾り、そこから京都牝馬S、阪神牝馬Sと一気の3連勝で本格化の時期を迎えた。「この馬は精神状態さえうまくいけば。能力は絶対的なものがあるので、それを今日は証明できた」と昆調教師。昨秋は課題が顔を出して結果を出せなかったが、今回はメンタル面重視のソフトな仕上げが功を奏した。

 春の大目標は今年5着に敗れたヴィクトリアマイル(5月12日、東京)だ。指揮官は「去年は悔しい思いをしたので、そこまで無事に持っていければ」と意気込んだ。(坂本 達洋)

 ◆ミスパンテール 父ダイワメジャー、母エールドクラージュ(父シンボリクリスエス)。美浦・昆貢厩舎所属の牝4歳。北海道日高町・三城牧場の生産。通算成績は13戦6勝。総収得賞金は2億1557万円。主な勝ち鞍はターコイズS・G3(17年)、京都牝馬S・G3、阪神牝馬S・G2(以上18年)。馬主は寺田千代乃氏。

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