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【有馬記念】キセキ、異例の秋4戦目での挑戦もまだまだ上向き

2018年12月18日7時0分  スポーツ報知
  • ラブラブモードのキセキと清山助手。秋4戦目の疲れは全く感じさせない

 ◆第63回有馬記念・G1(12月23日・芝2500メートル、中山競馬場)

 想像を超える軌跡を描いている。天皇賞・秋3着、ジャパンCでも2着と秋のG1で好戦を続けるキセキ。しかし清山助手が込める熱量は、ここ2戦を上回る。「ジャパンCの時が最高に良かったんです。天皇賞・秋も良かったけど、それより上があったかと驚かされた。あの雰囲気を目指してやってきたんですが、まだ良くなっていて。本当にびっくりさせますよ」

 獣医師に肺や心臓の音、筋肉の感触などを慎重に、何度も診断してもらった中で有馬記念出走のジャッジ。「獣医さんも今回の方がいいと。決して欲目ではないんです」。清山助手がこう断るのは、近年では珍しくなった厳しい戦いに向き合っているからだ。

 毎日王冠の始動から4戦目。平成元年には有馬記念出走馬の過半数が秋4戦目以上、かつては珍しくなかったが、秋4戦目以上でのグランプリ優勝は10年のヴィクトワールピサまでさかのぼる。今年はアーモンドアイが桜花賞と秋華賞、フィエールマンが菊花賞を休み明けで制覇。大手馬主が所有する牧場施設が充実して外厩としての役割を果たしている今、重賞を使う馬でさえトレセンにいる期間が短くなり、疲労などを考慮して連戦の傾向が減っている。それでも確かな手応えが、トレンドに逆行する戦いを決意させた。

 「この秋はこちらが思うよりも、常に高いものを出してくれています。そのリズムにも期待したい。求められるものが高く、守りに入りそうになるけど、まだ完成されていないキセキがいますから」。清山助手の信頼、自信は揺るがない。怪物牝馬アーモンドアイに敗れたが、主導権を握ってレコード決着を演出した前走は負けて強し。それ以上なら―。奇跡を願うのではない。確かな勝算を見込んだ挑戦だ。(宮崎 尚行)

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