【有馬記念】アイルランドの若き天才マーフィー騎手、ミッキーロケットは「素晴らしい馬」

スポーツ報知
マーフィーは日本初参戦の先週に早速4勝をマーク

◆第63回有馬記念・G1(12月23日・芝2500メートル、中山競馬場)

 欧州の若き天才が有馬記念に登場する。初めて短期免許を取得し、先週から来日しているオイシン・マーフィー騎手(23)=アイルランド=。初参戦の15日に初勝利を挙げると、土日で計4勝をマークするなど存在感を示した。「ディープインパクトの子で2つ勝ててうれしかった」と笑顔で振り返る。18日は栗東を初訪問し、中内田厩舎の調教に参加した。

 グランプリのパートナーは、今年の宝塚記念を優勝したミッキーロケット。「G1を勝っているし、ファン投票8位という結果からも、素晴らしい馬だと分かります」。過去のレースや有馬記念の映像を入念にチェック。5着だった天皇賞・秋については「消化不良だった印象。2200メートル以上でいい競馬をしているイメージがあるので、2500メートルで戦えるのはポジティブに捉えています」と期待を寄せた。きょうの最終追い切りに騎乗する。

<音無調教師ミッキーロケットの状態は「追いきってから判断」>

 坂路を1ハロン16秒程度のキャンターで63秒1。筋肉痛でジャパンCを自重しており、音無調教師は慎重な言い回しだ。「まだ速いところを1本しかやっていないからね。追い切ってから状態を判断したい。ジョッキーに乗ってもらうから」と、マーフィーとの初コンタクトで体調を見極める。(栗東)

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