【有馬記念】Mデムーロ、モズカッチャンで騎乗機会G1・3連勝狙う

スポーツ報知
先週の朝日杯FS制覇で調子を上げてきたMデムーロ

◆第63回有馬記念・G1(12月23日・芝2500メートル、中山競馬場)

 2010年。単勝1・7倍と断然の支持を集めたブエナビスタを沈めたのが、Mデムーロを背にしたヴィクトワールピサだった。「中山は難しい。いい馬に乗っていたら問題ないけど、合う、合わないがある。直線は短いけど、坂があって、早めに動くと最後はバテる。でも、平均ペースだと届かない」とミルコ。重賞87勝のうち、最多24勝の阪神に次ぐ18勝をマークするのが中山だ。

 今年は牝馬のモズカッチャンで挑戦する。「能力はある。使ったら良くなる馬だしね。去年、内でじっとしていて最後に伸びたクイーンズリング(2着)みたいな競馬ができたら。有馬記念は素晴らしい競走。グランフィナーレで頑張りたい」。G1はチャンピオンズC、朝日杯FSと騎乗機会2連勝中。勢いを取り戻した名手が不気味だ。(橋本 樹理)

<力強さアップ!モズカッチャン>

 角馬場で体をほぐし、坂路を61秒6で登坂。翌日の追い切りに備えた。前走のエリザベス女王杯はちょうど1年前から14キロ増の490キロ。「去年と比べてもパワフルになっている。いつも負荷を強くかけているが、それに耐えて筋肉量が増えてきた。この馬のことを分かっているジョッキーが乗れるのは大きい」と鮫島調教師はMデムーロの手腕に期待。(栗東)

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