山田敬士騎手が騎乗停止明けの１４日に復帰　距離錯誤の当該馬のオーナー所有馬含む４頭に中山で騎乗

　レースでの距離錯誤により、３か月間の騎乗停止処分を受けた山田敬士騎手（２１）＝美浦・小桧山悟厩舎＝が、今週３日間開催の３日目となる１４日に待望の復帰戦を迎える。中山競馬で４鞍の騎乗馬が集まり、「本当にありがたいことです。競馬に乗りたかった気持ちをひと鞍ひと鞍に見せていきたい」と決意を新たにした。

　昨年１０月１３日の新潟６Ｒ（ダート２５００メートル）でペイシャエリートに騎乗して、距離を勘違いするミスを犯したが、同馬を所有する北所直人オーナーからも中山３Ｒのペイシャラトゥールの騎乗依頼をもらった。「応援してくださっているのを私自身感じますし、結果を出して恩返ししないといけない」と感謝の言葉を並べた。

　この３か月の間は多くの競馬関係者やファンの支えが大きかったと振り返り、小学３年生の女の子からもファンレターが届いたことは胸に響いたという。「（騎手とファンとの交流イベントの）ジョッキーカーニバルで見たのがきっかけで応援しています、と書いてありました。いつも持ち歩いていますし、競馬場にも持っていこうと思う。馬と周りのサポートに助けられてきましたし、勝つことでしか恩返しができない。頑張ります」と、真剣な表情で力を込めた。

　【山田騎手の１月１４日・中山での騎乗予定】

１Ｒ　カガコルヴェヤ

３Ｒ　ペイシャラトゥール

５Ｒ　カウムディー

１２Ｒ　ラッシュアウト