【東海S】チュウワウィザード、反応鋭く2馬身先着!4歳馬に本格化の兆し

スポーツ報知
ラスト12秒4で駆け上がったチュウワウィザード(左)は2馬身先着

◆東海S追い切り(17日・栗東トレセン)

 一瞬で突き放す伸び脚に勢いを感じさせた。チュウワウィザードは栗東・坂路でニッポンテイオー(4歳500万)を4馬身追走。序盤から楽にスピードに乗ると、ラスト1ハロンで仕掛けてからの反応が素早かった。馬体が並んだのも一瞬。前へ出ると、最後まで勢いは全く鈍ることなく、53秒1―12秒4で2馬身先着。「動きはよかったです」と大久保調教師も合格点を出した。

 昨年2月と遅めのデビューから無理をせず、条件戦を一歩ずつ駆け上がってきた。「体が強い馬ではなく、これまで大事に持ってきたところがあります」とトレーナー。ただ、前走の名古屋グランプリは初めて中1週で臨みながらも馬体増での出走。「ジョッキーがうまく乗ってくれた。いい競馬だったと思います」と重賞初Vを振り返った。

 今回は中央に戻っての一戦になる。「大きいコースの方がいいと思っています。詰まったローテーションだけど、頑張ってくれれば」。強い4歳世代の遅れてきた素質馬に本格化の気配が漂っている。(山本 武志)

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